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ハケンという働き方

「ハケンの品格」というドラマ、今月からシーズン2が放送されています。
調べてみると前回のシーズン1は2007年だったという。
えーと、2007年って平成何年?元号に変換しないとピンとこないのです。
平成19年なんですね。
2007年ってもっと前かと思ったけど、平成19年だとそんなに昔に感じず。

平成19年はまだ社労士になっていませんでした。
試験勉強中でしたね。それでもがっつりドラマみてたんだな、勉強せーよ(笑)

平成19年から令和2年までの13年の間に、労働を取り巻く環境はずいぶんと変わりました。
前回のシーズン1の再放送を見ながら、
「こんなん今ならアウトやろ」
と独り言つぶやきながらステイホームしてました。

さて、現在のシーズン2をみて思ったのが、
「ハケンって、今でもこんなに肩身の狭い思いして働いてるの?」

ドラマなので、多少大げさな表現もあるかもしれませんが、
「ハケンの分際で」
「どうでもいい仕事はハケンさんに」
「(名前を呼ばずに)アンタさぁ」
などなど、みてて悲しくなる。

あれだけハケンを入れてるってことは、よっぽどどうでもいい仕事が多い会社なんやな。天にツバですよね。
主人公の大前春子は、名前を呼ばれるまで返事も見向きもしませんけどね。

もし私がハケンとして働くなら・・・と妄想してみました。

どんなに名の知れた大企業に勤務しても、その会社が私を守ってくれるわけではない。
派遣期間中の短い期間に、「コイツ使えない」と判断されれば更新は難しいでしょうし、更新を繰り返して仕事にも慣れて、「使えるハケン」になったとしても、その職場で働けるのは3年が限度。
この3年の経験を持って次の派遣先に選ばれないといけない。

ハケンって、自営業・個人事業主に似てるなって思ったんです。
まさに自分自身が商品ですよね。
このドラマの主人公、大前春子は自分の価値を最大限に駆使して働き、信用を勝ち取っている。
だから時給3000円のスーパーハケンなんですね。

ハケンで働くと、直接雇用のパートや契約社員より時給が高い場合もよくあって、ハケンの方が給料高いからそっち選ぶ場合も多いですが、自分が時給1500円もらっていても、派遣先企業は派遣会社に1時間あたり2500円くらい払ってると思います(契約によって違いはあります)。

なんでそんなにピンハネするんだと思うかもしれませんが、その差額でハケンさん自身の社会保険料とか、間に立ってコーディネートしてくれる派遣会社の社員の給料もまかなうわけですから仕方ないです。
派遣会社がないと派遣してもらえないですからね。

とすると、派遣先企業は、単純にハケンさんに1時間あたり2500円分働いてほしいんですよね(馬鹿を言うなと思いますが)。
でもハケンとしては時給1500円なんだから、そんなに高レベルを求められても困るし割に合いませんね。
時給2500円以上のスキルを持たなければ昇給もあり得ないでしょうし。
その上、3年後には新しい職場で新しい人たちと新しい仕事をするんです。
そもそも新しい派遣先があるかどうかも未定です。

ハケンという働き方を否定はしません。
ライフスタイルに合っているのなら、とても良い選択肢になるだろうし、変化が好きであればめっちゃ楽しめるだろうし。

ただ、少なからず労働に安定を求めるのなら私はおススメしません。
自営業という不安定な働き方を選ぶタイプなら良いと思いますけど。
「サラリーマンと自営業を選ぶならどっち?」
と聞かれてサラリーマンと答える人なら、ハケンは不安と不満の塊だと思いますよ。
自分の労働市場の商品価値を高めるために、常に勉強して進化していかないといけない、雇用も不安定、なのに自分の給料を自分で決められないのです。

もちろん直接雇われている社員だってお気楽じゃないです。昔ほど安定してないし、頑張ったからと言って必ず給料が上がるわけでもない。
どんな形態でも働くって大変。
でも、せっかく働くなら、自分の選ぼうとしている働き方のメリット・デメリットを知って、納得して働いてほしいです。

えらそうに「キレイゴト」を語ってしまいましたが、私が自営業として常に進化しているかどうかは・・・わかりません!
ただ、私は自分の働き方に納得しているので幸せなのです。

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