会社を退職してからしばらく、どうやって生活していたかの記憶が定かでないのです・・・。
おそらくそんなに蓄えがあったとは思えないし、仕事もないしねぇ。
どうやって家賃払ってたんだろ。
仕事がなかったので、異業種交流会とかセミナーによく参加していた記憶はあります。
お金もなかったので、お安めのものにたくさん参加していました。
そういうのに参加していたら、自動的に仕事が入ってくるかも・・・という幻想もありました。
しかし、今でもそうですが、そんなうまい話はなく。
交流会に参加して色んな人の話を聞いたり、自分の話をしたるするのがとても楽しくて、仕事そっちのけで楽しんでいるうちに、仲良くしてくださる方も増えていきました。
なぜ楽しかったのか。
考えてみるとその場の参加者は、ほぼ自営業者か経営者、または独立を考えている人ばかりでした。
お勤めしていたときの自分とは考え方も行動も違う。そして色んな考え方があって、正解や成功の形なんて人それぞれなんだという事に気づきました。
これが一番の成果かもしれません。
自分はどんな社労士、社会人、親になりたいのか。
憧れる人もいたし、こんなヤツ絶対キライって思う人もいました。
変わった人や面白い人とたくさん会うことができ、それがとても新鮮で刺激的で。
そういう意味で、多くのことを学んだと思います。
個人的に仲良くなることはめったにないですが(私と仲良くなっても仕事で得する人はいないですから)、この頃に会った方とは今でも親しくお付き合いいただいています。
社会保険労務士会にも研修があることを知らなくて、登録して1年以上たってから、初めて新人研修会というものに参加しました。
その時の懇親会で、大御所の先生から、
「アンタ、時間あるなら年金事務所に入ってみるか?」
と声をかけていただき、こわごわ週に1日、入ることになりました。
当時の年金事務所は、年金記録問題で連日大勢の来所者が押し寄せている頃でした。
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。